透明な世界

精神障害の私の日常です

うつ病で砕け散った仕事への自信

20代の頃の私は仕事にひたむきで、それゆえに仕事ができない人や遅い人、投げやりな気持ちでささっとやっている人に対しての怒りや苛立ちがすさまじかったんです。

 

もしうつ病になっていないでそのまま年齢を重ねていたら、パワハラおやじか過労死か、あるいは自殺をしていたのではないでしょうか。そのくらいエネルギーが良くも悪くも溢れていました。そして自分は仕事を何でもこなせると増長していました。

 

働き始めて10年ほどしたある日、私は急に全てが嫌になり何日も休むようになります。体調が悪かったので病院でいろいろな科を受診し、結果うつ病と診断されました。

 

私はその職場にとてもいづらくなりました。休職をしたという事が私の中でひどく汚点となった気がしたのです。そして休職があけて職場に戻っても、皆が私の事を馬鹿にしている、劣った者を見る目でいると思い、すぐにまた職場にいけなくなります。私は休職の間、今の環境から逃げ出したいと思い転職サイトなどで新しい仕事を探し始めます。誰も私がうつ病だと知らない環境へ身を移し、もう一度やり直そうと思ったのです。

 

そして私は転職をしたのですが、心身ともにしっかり治っていないのに遠くなった通勤に耐えたり、新しい仕事内容や人間関係を覚えたりする事などできるわけもなく、転職して1ヶ月くらいで体が全く動かなくなります。朝に体を起こす事さえできないのです。

 

最初の日は風邪をひいてしまったと嘘をつき休めましたが、それが何日も突き通せるわけもなく、しまいには休む連絡をする事さえ怖くなってしまい、メールで何かしらの理由をつけ退職したいという旨を送り、退職届などの手続きも郵送で行いました。

 

辞める事さえもきちんとできなくなってしまった自分が本当に嫌いで、さらに気分は落ち込み、そうなると新しい仕事も探せない、仕事がないから貯金が目減りする、将来の不安からもっとうつがひどくなるという悪循環に陥りました。

 

うつ病で長く勤めていた所を辞めた事、そして転職の失敗で、私の仕事を何でもこなすと言うプライドのようなものが粉々になりました。